事業案内
<有限会社バイオ研の研究事業を紹介します>
バイオ研では、乳酸菌の培養、作用メカニズム、有効性の研究を大学や研究機関と共同で行っております。特に工場で製造された製品レベルの有効性を重要視しております。加熱乳酸菌は粉体化すると乳酸菌同士がくっつき凝集してしまう欠点があります。
我々は試行錯誤を繰り返した結果、乳酸菌同士の凝集を抑制する分散化技術を開発しました。
その分散化技術を使って開発した乳酸菌は下図のように物性面(水に分散させたときの状態)だけでなく、機能性の面でも向上していることを立証しています。
溶解直後 |
溶解後10分 |
溶解後60分 |
分散化処理乳酸菌 |
非分散化処理乳酸菌 |
分散化処理乳酸菌 |
非分散化処理乳酸菌 |
この乳酸菌製品の研究開発技術を弊社だけにとどめず、企業の社会貢献の理念に基づき、外部のお客様に対しても、お客様の自社商品に独自の乳酸菌を導入したいというご要望にお応えしています。
例えば、お客様から提供いただいた素材から乳酸菌を分離し、その中から活性が高く、生産効率の高い乳酸菌を選別します。
次に、この菌の大量培養の条件を検討して大量培養法を確立した後、工場生産導入時の問題点を洗い出し、解決し、お客様のご要望にあった新たな乳酸菌を提供しています。
この一連の開発には乳酸菌の同定技術、乳酸菌の培養技術、免疫活性の測定技術、乳酸菌の粉体化技術が必要ですので、これらに対応できる研究員と設備を揃えています。
「新規乳酸菌の開発・製造」事業
- オリジナルの新規乳酸菌の選定
- 乳酸菌の収率、物性、機能性を指標とした製造方法の検証・確立
- IL-10、IL-12、IgA産生誘導能などの評価
- エビデンス取得のサポート
- 乳酸菌を添加した製品の菌数測定
「ヨーグルトスターターの開発・製造」事業
- スターター用乳酸菌の選定
- 発酵培地の検討
- 発酵条件の検討
- 乳酸菌生菌数の測定
- ヨーグルトスターターの経時変化の観察